太陽光パネルを設置する上で室内や屋根裏、外壁部分に取り付ける器具があります。
また、戸建住宅と集合住宅で取り付ける場所が異なります。
その器具の役割とともに紹介したいと思います。
*ここでの説明はあくまでパナソニックの商品の場合です。
太陽電池モジュール
太陽電池モジュール(太陽光パネル)
とは、複数の太陽電池を直列または並列に接続し、
1枚のパッケージに封入し所要の電圧、電流が
得られるようにしたものです。
接続箱【戸建住宅】
接続箱とは、複数の太陽電池モジュールを
直列接続した配線を、接続箱内で並列に接続し、
所要の電圧、電流が得られるように構成する
器具です。
設置場所としては屋根裏に取り付けたり、
ユニットバスの天井裏に取り付けたりします。
リフォームの場合などで室内での設置が難しい時は
外壁面に取り付けたりもします。
接続箱【集合住宅】
集合住宅の場合、基本的には外壁面の取り付けとなります。
外壁面に設置する際に雨が入り込まないように軒下に
設置します。
太陽電池モジュールの容量が大きくなるのに伴って
接続箱の数も増えたりもいます。
パワーコンディショナ【戸建住宅】
パワーコンディショナとは、
太陽電池モジュールからの電力は直流電力に
なっています。そのため通常、住宅で
使用されているのは交流電力なので
直流電力から交流電力に変換する器具です。
設置場所は住宅用の分電盤付近に取り付けます。
パワーコンディショナ&収納箱【集合住宅】
パワーコンディショナも集合住宅の場合は外壁面に
取り付けします。
パワーコンディショナは外壁面に設置する際に
収納箱の中に納めてからの設置になります。
収納箱とは、外壁面にパワーコンディショナを
設置する際に収納する箱です。
電力検出ユニット&エネルギーモニタ【戸建住宅】
電力検出ユニットとは、エネルギーモニタに
ワイヤレスで情報を通信する器具になります。
設置場所としては分電盤の横に取り付けます。
ちなみに写真の左についてる器具が
電力検出ユニットになります。
右についてるのは従来の住宅用分電盤です。
エネルギモニタとは、
現在の発電・消費・売買電力量を数値とグラフに
より表示する器具になります。
設置場所は無線通信方式なので自由な場所で状況を
確認できます。また、設置方式には壁固定方式も
あるので室内の壁に取り付けも可能です。
2連メーター[電力量計]
2連メーターとは、電力量計の売電用電力計と
買電用電力計のことです。売電用電力計とは、
発電した電力のうち、住宅で使用されない余った
電力を電力会社に売ることができます。その電力量
を計量するものです。買電用電力計とは、夜間や
日射量の少ない時に電力会社から購入する電力量を
計量するものです。従来の電気のメーターが
2つ付く感じです。
設置場所は外壁部分で従来の電気メーターと
同じ場所に取り付けします。
太陽光設置にあたり基本的に必要な設備は以上になります。
興味がある方や太陽光をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。